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演歌って、インディーズ!?

 今日はちょっと変わった書き込みをしてみたいと思います。表題のとおりなのですが、これでは何のことだか全然分からないですよねぇ。中身は音楽の話なんですけど。
 実は、昨日演歌のショーに出かけたのです。場所は飯能のホテルなのですが、なぜそんなところに出かけたのかというと、狭山市の人で今度大手レコード会社からデビューする方がいて、お披露目のショーをやるというので、それでご案内をいただき、行ってきました。一応、CDは全国発売されるとのことです。
 そんなところにいくのは、もちろんはじめてのことですが、とても興味深いものでした。県議会議員として何か挨拶をしてくれということだったので、最近の音楽業界の話を交えて当たり障りのない話をしました。最近は、音楽のサイクルが短く、長く残るものが少ないというような、そんなよくあるものでした。そんな状況ですから、演歌を取り巻く環境も当然厳しいものがあり、事実レコード会社の人がターゲットは、今や中高年以上の人においているといっていました。
 そのことが意味するところが、初めはいまいちピンとこなかったのですが、というのも演歌が中高年以上のものであることは今に始まったことではないですし、まぁそれ自体はよく言われることでしたから。それが本当に意味するのは、受け手だけではなく、供給するほう、つまり歌う方の人たちも、中高年が多いということなのです。
 実際、このショーの主役の方も、必ずしも若いわけではなく、それなりに人生経験を積まれた方だったのです。さらに、ゲストとして次々に登場する歌手の方たちも、その多くが最近デビューした、このような方たちだったのです。
 これってインディーズみたいじゃないでしょうか。

 どうしてインディーズみたいだなと思ったのかというと、昨日のショーに登場した歌手の少なからずが、歌手以外に仕事を持ち、デビューが遅いのですからそれまでやっていた仕事が当然あるわけなのですが、そうしたいわば本業を持ちつつ歌手活動をしているのです。その意味では、プロ歌手の副業というのはちょっと違ったものではないかと思います。中には、普通に会社に勤めているという方もいました。そんな姿はまさにインディーズの音楽活動のスタイルではないでしょうか。
 確かに、大手レコード会社が手がけているということ、それから基本的には全国発売という点でも、インディーズのやり方とは異なっています。でも最近では、インディーズの音楽も全国で手に入りますし、大手との境界も、音楽の提供する形態だけでは、区別がつかなくなっているのが実情かも知れません。ポピュラーミュージックだと、資本の大きさという決定的な差異の他に、言葉は悪いですけれども、いわゆる売れ線をねらうという違いがあるのですが。
 ですが、演歌のこのような形をみていると、ほんとにメジャーとインディーズの境目が曖昧な気がします。自分たちの身近な人が音楽を提供し、それをまたその周りの人が消費していく、こうした身近さこそが音楽の持つひとつの利点だと思えるのですが。
 現在の肥大化した音楽産業、その頂点に大衆消費財としての音楽を提供するシステムがある、そうした形態に対して、やはり違和感を持たざるを得ないので、とても興味深い経験でした。確かに、現在の音楽産業が、こうした大衆的な役割を担うことは、半ば必然なのですが、それでもそこに少し抵抗したくなる、それがインディーズの役割だと思います。
 そのようなことを、音楽業界に対して日頃感じていたものですから、演歌界のこうした一面は、とても新鮮に感じました。また、こうした演歌界のインディーズ的な側面を、これからも大事にしていってほしいと思います。
 正直なところ、普段は演歌などほとんど聴かないのですが、こうした経験は本当に新鮮ですし、興味深いものでした。認識を新たにしました。やっぱり、インディーズですね。

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2008年02月25日 18:03に投稿されたエントリーです

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