« 2008年03月 | メイン | 2008年05月 »

2008年04月 アーカイブ

2008年04月30日

持続可能な社会

 持続可能な社会、いわゆるサスティナブル・ソサエティーについての議論が盛んになされています。僕もこの問題には以前から関心がありまして、少しは勉強しておりましたし、学会でこの問題に関連する報告もしたことがあります。ですので、単に学問的な関心だけではなく、当然のことながら、政治活動のレヴェルでも、非常に重要なテーマであるととらえております。
 少し前の話になるのですが、2週間ほど前の日曜日に、地元の環境団体のツアーに便乗して、小水力発電を実際におこなっている現場をみてきました。山梨県の都留市でおこなっているのですが、まだまだ緒についたばかりで、必ずしも安定的に電力を供給するまでにはいたってはいないのですが、環境教育の面を考えると、効果はすでにかなりのものがあるように見受けられました。
 また、都留の街をじっくりと訪れたのは初めてだったのですが、かなり歴史のあるとてもすばらしいところでした。都留文科大学があり、それなりに身近な存在ではあったのですが、こうして街の歴史を含めて、あらためて見回してみるととても魅力的なところです。この小水力発電の試みと、町並みを訪ねるというツアーで、一日かけることが出来るほどのところです。

 それから、先週の木曜日に、寄居にある、埼玉県の環境資源循環工場や環境整備センターという処分場などを、会派で視察いたしました。当然、ゴミ問題も持続可能な社会において重要な問題ですので、きちんと勉強してまいりました。処分場関係は、以前も見る機会があったのですが、やはり実際に実物をこの目で確かめないと、ちゃんとしたことはいえないと思います。
 特に、資源循環工場は、PFI方式という、まだ課題の残されたやり方で作られ、運営していますので、一度見ておく必要があると思いました。ただここで感心したのは、ゴミ処分をするガス炉の熱を利用して発電をしており、工場の電力をかなりまかなっていたことです。売電まではなかなか出来ないそうですが、ただ電気を売るのも、電力会社の買い取り価格が安く、必ずしも見通しのよいものでは現状ではありませんので、このような形にとどまるのも仕方ない部分はあるかとは思います。

 いずれにしても、これからの持続可能な社会を考える上で、こうした様々な発電システムやゴミ処理の問題は、とても重要なイシューとなるでしょう。このような身近な問題を考えることが、実はとても大切なことだと、あらためて気づかされました。環境問題では、身近な問題を地球規模のスケールで考えるというのが、よく知られたスローガンなのですが。本当にそうだと思います。
 こんな実例に接していたら、最近号のビッグ・イシューに、スコットランドのある島が、離島なのですが、再生可能なエネルギーで発電をするシステムを導入したという記事がありました。こちらは太陽光や風力が中心のようなのですが、持続可能性を考えるなら、こうしたエネルギーのあり方が問われるのだと思います。これからもこの問題については、ブログで機会があれば取り上げていきたいと思います。

 最後に、ついでに、持続可能な社会ということでは、人の暮らし方、ライフ・スタイルの問題も重要だと思います。以前に、スローライフについて書いた短文が、ホームページから見られるようになっていますが、これに関連して、先々週の土曜日に、労働者協同組合の集まりに行ってきました。このことも、同様に、興味深い実験だと思いますので、機会を改めて報告しておきたいと思います。いずれまた、このブログで、この労働者協同組合とは、どのようなものなのかを含めて、書いてみたいと思います。

2008年04月15日

採決について

 やっと落ち着いて、またまとまってブログを書く時間がとれたので、2月議会の採決での態度について記しておきたいと思います。残念ながらマスコミ等では十分に取り上げてもらえなかったし、スペースの都合もあったのだとは思いますが、それでもキチンとは伝わっていないと危惧いたしますので、あらためてことの成り行きを説明したいと思います。
 結論からいいますと、今回の採決の際に、僕は計2回退席しました。一度目は八ッ場ダムの議決の際に、もう一度は教科書の検定について出された請願の際です。
 八ッ場ダムについての議決に関しては、新聞も多少取り上げていたかと思いますが、無駄な公共事業の象徴であるこの計画に同意することは出来ませんでした。会派内でも、かなりの意見の相違があったことは、退席の状況を見れば明らかでしょう。一応、会派での態度が同意となった以上、反対は出来ませんので、退席という手段をとることにしました。
 本来ですと、予算、特に特別会計予算に、この件の経費が計上されているので、予算自体にも反対しないと整合性がとれないという意見もあるでしょう。ですが、道路特定財源の問題を含めて、100パーセント賛成ではないものですが、反対するよりも、次善の評価として賛成することにしました。オールオアナッシングという姿勢よりは、部分的にでも評価できるものは評価するという姿勢がよいと考えます。
 道路特定財源についても、暫定税率の延長に反対している以上、暫定分を見込んだ当初予算は、やはり問題だとは考えます。それでも、予算全体をみるならば、会派の方針のとおり賛成すべきであるとの判断です。これからも、こうした難しい判断を下さなければならない場面があるでしょう。
 

続きを読む "採決について" »

お金のリテラシー

雑誌「ビッグイシュー」の最近号に、お金のリテラシーについて特集されていました。内容は、お金とどのように主体的に関わるかということで、社会的に意味のある投資として、NPOバンクなどの紹介とともに、多重債務に警鐘を鳴らす記事が掲載されていました。 お金とどのように付き合うのかは、結構難しいことだとは思います。自分のお金が社会においてより良く使わているのかどうかが気になるのはもちろんのこと、そのお金に振り回されないことが大切だと思います。この点では、多重債務のことは本当に重要な論点となるでしょう。 まさに、お金のリテラシーということが問われるのではないのでしょうか。お金の使い方を主体的にどう判断するのか、これを欠いていると、多重債務に陥り易いという傾向があるように思えます。この意味で、リテラシーが問題となると考えています。 とりわけ、消費社会の傾向が強く、欲望の抑制がききにくい現代の日本社会においては、こうした視点は大切だと思います。そもそも主体性をなかなか確立できない日本社会の、病理とも密接に関わる問題性こそが、リテラシーをめぐる論点となっていると理解しております。消費社会の問題を含めて、多重債務について、これからもきちんと考えていく必要があると思っております。
以前にも書いたと思いますが、このビッグイシューには、結構面白い記事が載ります。いろいろな点で、参考にしています。もっと注目されても良いと思うのですが。例えば、論壇的にも、取り上げられていいのではと思います。もっとも、それには記事が短いのですが。いずれにしても、僕にとっては、貴重な情報源となっております。
なお、このブログは、携帯からエントリーしております。ホームページを管理してくださっている方のご尽力で、可能となりました。文体が変化してしまうかもしれませんが、これからも、折りをみて、短い内容の事柄などを、書き込んでいきたいと思います。

About 2008年04月

このブログ「Hiro-Kit Blog」に「2008年04月」に投稿されたすべてのエントリーです

前のアーカイブ:
2008年03月」へ

次のアーカイブ:
2008年05月」へ

ジャンプ先:
ブログの入口ページ
アーカイブ一覧
北村ひろしの公式ホームページ

Powered by
Movable Type 3.34