ブラジル
先日のブログに八月の末から九月にかけて10日間ほどブラジルに行ってきましたと書きましたが、今日はそのことについて簡単に記しておきます。今回のブラジル訪問は、埼玉県議会の日伯友好議員連盟の訪問団として、ブラジルの埼玉県人会の創立五十周年記念式典に参加するのが、主な目的でした。今年は日本からブラジルへの移民100周年ということで、いろいろな行事が行われたのですが、その一連の行事の一環という意味合いが強かったように思います。
ブラジルに行くのは、僕個人としては、二回目だったのですが、前回は世界社会フォーラムに参加するため、主にポルト・アレグレという南部の街に行ったので、今回訪れたサンパウロなどはほとんど初めてでした。サンパウロについては、前回は飛行機の乗り継ぎのために、街を車で通過しただけでした。でも、その際にガイドの人が一応説明をしてくれたので、何となく分かったような気はしましたが。
今回はそのサンパウロに主に滞在し、というのも日本人の移民はそこの周辺が多いので、その他に隣接する、といっても飛行機で移動することが多かったのですが、パラナ州など、州都のクリチーバや世界最大級のダムのある、そしてまたイグアスの滝で有名なフォス・ド・イグアスなどですが、に行ってきました。これらの個々の見聞録もまた面白いのですが、特に人間環境都市などと呼ばれるクリチーバの街は興味深かったです。これらについてはまた別の機会にでも報告できればと思います。
今回の訪問では、本来の目的とは別に、もちろん様々な視察から有益な知見を得ることができましたが、ブラジルの現状を知りたくて参加したという側面もありました。ご承知のように現在のブラジルは左派政権で、南米に続々と誕生している左派政権の中でも古い方で、またベネズエラのような急進的な政権とは異なって、穏健派に属する、そのため国内ではやや不満があるのですが、しかし国際機関ともうまくやっているという状況です。それがいまどうなっているのか、それをこの目で見たくて、前回からどう変化しているのか、またいないのかを観察するという興味もありました。
結論からいうと、それらについて十分に観察することはできなかったけど、現在ブラジル経済は、BRICsという言葉に象徴されるように、かなり好調です。そのため、経済的には潤っているのが実感できました。ただ、相変わらずホームレスは多いし、ルーラ大統領の最も重点をおいた政策であった貧困対策はまだまだという感じでした。でも、ブラジルはBRICsの一員として、世界経済の荒波をうまく泳いでいるということはいえるのではないでしょうか。
そんなことを考えながらの旅でした。日本人コミュニティーについても新鮮なことが多々ありましたし、ブラジルの現状を考えながら、いろいろと視察先を訪問すると、やはり考えさせることも多いですし、またブラジルの今後も含めて、さらなる興味がわいたことも事実です。また、次の機会にその辺についても、書ければと思います。
帰りの飛行場の免税店で、先日まで左派政権の文化大臣を務め、先頃日本にもやってきた、著名なミュージシャンであるジルベルト・ジルの曲の入ったCDを買ってきました。忙しくて、まだ聞いていないけど。